みなさんは、デザインを発注した際に、納得のいくデザイン案が出てこなくて何度もやり直しをしてもらった、という経験はありませんか。
なかなか自分の伝えたいイメージを解ってもらえないと、デザイナーとの相性が合わないと感じ、他のデザイナーや協力会社を探したくなるかもしれません。
また、会社や予算によっては、提案する案の数が決まっていて、渋々妥協した経験がある方もいるでしょう。

そこで今回は、「協力会社にデザインを依頼する時のコツ」をお伝えしたいと思います。

 

デザイン依頼時に伝えるべきこと

 

広報物の目的と対象者

まず、一つ目は依頼する広報物の目的と対象者です。
例えば、学校の認知度を上げるための広報物と、すでに学校を知っている対象者により興味を持ってもらうための広報物では、伝えたい内容や伝え方が違いますよね。
また、広報物を見る対象者が受験生なのか一般の方なのか等、見てもらいたい対象者によっても、見せ方が変わってきます。
こういった広報物の目的や対象者は、広報物ごとに違うでしょうし、各学校の現状の課題やリクルーティングの方向性によっても変わります。
デザインは広報物の目的や見る対象者に合わせて、より解りやすく伝わるように制作することが大切ですので、デザイナーにも広報物の目的をできる限り共有するようにすると、より目的に沿った良いデザインに仕上がります。

 

広報物の使い方

二つ目は、リクルーティングの説明資料として使いたい、資料請求時の郵送資料として使いたい等の広報物の使い方です。
学校訪問でリクルーティングする際に使いたい場合は、伝えたい内容が話しやすいようにまとまっていた方が良いでしょうし、郵送する場合は同封する他のパンフレットなどを考慮して作ったほうが良いかもしれません。
広報物をどのように使うかをデザイナーに共有することによって、使い勝手を考慮した提案をいちから依頼することもできますし、広報物のサイズやページ数などが決まっている場合は、それに合わせて使いやすいレイアウトを提案してもらうことができます。

 

イメージしているデザインや好みのデザイン

三つ目は、イメージしているデザインや好みのデザインです。
デザインのイメージや好みは、一番伝えるのが難しいと感じる方が多いのではないかと思いますので、少し詳しく解説します。

まず、「ルールとして決まっているもの」と「イメージや好み」を分けて伝えましょう。
決まっているルールの例としては、学校のコーポレートカラーを使う、決まったロゴを入れる、フォントは明朝体にするなどです。
デザイナーは、決まったカラーやフォントがあれば、それに従ってデザインを制作しますが、ルールが多すぎると、デザインの幅が狭まるかもしれません。
ですので、決まっているものと、イメージがあるけれど提案もしてほしいものは分けて考えたほうが、より良い提案につながる可能性があります。

次に、デザインイメージや好みを伝えるときはできるだけ具体的に、可能であれば参考イメージを用意できると良いです。
なぜなら、例えば「シンプル」なデザインを希望した場合、色味をシンプルに単色で押さえたいのか、余白が多い方が良いのか、テキストが少ない方が良いのか、人によって「シンプル」のとらえ方が様々で言葉では伝わりにくくいからです。

そして参考イメージを用意できる場合は、そのイメージのどこが好みなのかを伝えると、よりデザイナーが好みを理解しやすくなります。

また、もし既にある制作物の新年度版や更新・刷新をする場合は、今の制作物のデザインを踏襲したいかどうか、変更したい場合はどの部分を変えたいのかを伝えると良いでしょう。

 

まとめ

今回の記事では、「協力会社にデザインを依頼する時のコツ」として

  • 広報物で何を実現したいか、誰に読んでもらいたいかを共有し、協力会社と視点をあわせる
  • 広報物の使い方を共有して、実際の利用シーンを協力会社の担当者がイメージできるようにする
  • デザインのイメージは「決まっているもの」と「イメージがあるが提案も欲しい、決まっていないもの」で分けて伝える
  • デザインの好みを伝えるときは、具体的に、可能であれば実際に参考イメージを用意する
  • 既存の制作物を更新する場合は、現制作物に対する良し悪しを共有する

という5つのポイントをお伝えしました。

実際に広報物の制作を依頼する際には、協力会社がコミュニケーションをとる中で、希望する広報物のデザインイメージを引き出してくれると思いますが、なかなかデザインイメージが伝わらない、解ってくれないと感じた時には参考にしてみてください。